2010年09月01日

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わたしが不安定な人に惹かれるのは、シンパシーだけではきっとない。

その人の空白に入りたいのだなぁ。
わたしの空虚と混ざった色を共有したいのだろう。

わたしが色々なことを話したり教えたりするのは、
わたしがいなくなってもその人が生きていけるようにだろう。

「その空白はもう空白じゃないよ。」

そこに、断絶されても色が残るように。
わたしがその人の中、片隅でも薄くなっても、忘却の細胞の中でも、
わたしの世界ではない場所でわたしの欠片が生き残れるように。

「浅はかな呪いだ。あるいはある種の寄生かもしれない。」

だけどわたしの空虚は確かに救われるんだ。


そうしてわたしは不安定な人の空白を共有して、わたしの空虚を満たしてもらって、
いつしかその人がわたしなど必要でなくなるのを見届けて、
満足げに涙に溺れて次の世界に旅立つのだろう。

「そういうのが好きなのだろう。」

だからいつだって部屋を綺麗にし自分の荷物をまとめておく。

『さよならの準備だよ。』

結局、そうなのか。



空虚に語りかけられるのをこんなにもおそれながら?

(どうかしてる。)


『吐き気がする。』
posted by はるな at 04:25| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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