2011年02月25日

まだ道の途中

やっとすこし色々と落ち着いてきたので久しぶりにがっつり書きます。
相当長いのでご注意を。

○卒論のこと
2月9日、14時から30分ほど、卒論の口頭諮問だった。
題目は「Faith(信仰)とは何か――シモーヌ・ヴェイユにおける「隣人愛」の解釈として――」。
シモーヌ・ヴェイユはフランスの哲学者。キリスト教思想家でもある。先生が専門で研究しておられるひとだ。
いわばその道のプロフェッショナルに持ちこむ論文。フルボッコにされるんじゃないかと思っていた。
はじまってすぐ、先生は「いわゆる卒業論文の書式とは異なるが、これはこれで一つの作品として完成しているから、そこに筆を加えるようなことはしない。特に言うことはない」とおっしゃってくださった。
2,3の解釈に関する質疑応答と確認をしたのみ。そして先生の視点からの解釈をお聞きできた。
シニカルな物言いの多い先生が、「よく書けている」と何度もおっしゃってくださり、「しっかり読めている」というお言葉まで頂いた。

哲学の解釈は、誰かの思想、こころとじっと見つめ合う作業だ。
相手は言葉を使って何かをつたえようとしている、わたしはそれに耳を澄まし、咀嚼して飲み込む。そして自分の言葉でそれにこたえる。
対話、なのだと思う。
どんなに触れあっても、対話をしても、人間同士は完全な理解はしあえないかもしれないし、まして今回のような場合は直接話せる相手でもないけれど、それでもわたしは、こたえるべきだとおもう。
あなたのこころを受け取りましたよ。それをわたしは自分の肉にしましたよ。どうもありがとう。
そういうやりとりが哲学の研究、解釈であって、ひととの交流でもあると思う。
漫画や小説を読むときも、音楽をきくときも、ひとのつくったものに触れるときはそうありたい。
そこに表されている物語や絵や言葉だけじゃなくて、そこに滲む作り手のこころを見つめたい。それがわたしのやり方だと、今日、先生のおかげで言葉にすることができた。
先生は諮問の終盤、「最近は自分の目で文章を読めるひとは少ない。あなたはいつもこうやって、自分の主観で本を読むのですか」と問われた。
それはわたしの言葉では、すぐには正確な解釈はできなかったけれど、「いつもしているのと同じやり方で読みました」と素直にこたえた。
「それはあなたの特異なところですね。これからもどうか大切にしてください」
そう先生はおっしゃった。嬉しかった。わたしがヴェイユを読んで、呑みこんで、そこから自分の解釈として言葉にしたことを、先生が受け取って、また呑みこみ言葉にしてくださったのだと感じた。先生のこころに泣きそうだった。
卒論は本当につらくて、自分との戦いで、自分の今までの駄目なところもたくさん見えて、毎晩毎晩、自分の情けなさに涙した。
学生なら殆どが経験する当たり前のことだから、よくがんばったね、と言われることは望まないけれど、あなたのそんな時間や行為は無駄じゃなかったよ、と言われたようだった。
ありがとうございました。


○追いコンのこと
二回も大遅刻して、最後の最後まで迷惑かけた。
中学高校とこれといって青春らしいことなどしなかったしできなかったわたしにとって、ミュージックソサイエティというサークルは本当に初めて出会う青春の場のようだった。
わたしはいつでも全力だったけれど、それが十分だったかどうかはわからない。
もっとやれたんじゃないかなって、いつも、ずっと、おもう。
それでも、唄がほんとうに好きだと気付けたこと、これから一生付き合っていきたい人たちにたくさん出会えたこと、たくさん素敵なものをもらえた。
どうやって返せばいいのかわからないくらいに。
今はまとめられない。
ただありがとう。



○これからのこと、自分のこと
もうすぐ、人生が大きくかわる。
わたしにとっての社会は、殆ど愛している人たちだけでできているけれど、広い目でみればそれは全部だから、これからどうしていこうか、とおもう。
わたしにとって一番大切なのは、やっぱり、こころだ。こころの触れ合いだ。
だから愛している人たちを何よりも優先して生きていきたい。できるだけたくさんを愛して、できるだけたくさん、こころのやりとりをしたい。
こころを表すためには、言葉じゃないものの方がつよいこともある。
いつでも自分が一番良いと思える方法で、わたしはわたしのこころを誰かに渡したい。
だからそのために、経済的な余裕は必要だ。
今のサブジェクトは、どんな仕事をするか。だ。
ただお金のためだけにするのか、こころのやり取りに重きを置くのか。
どこでなら、何でならそれができるのか。
本当はどこでだってできる。お金を稼ぐことも、こころのやりとりも。どこでだってできる。並行もさせられる。
けれど、もっとも輝ける場所に、どうせならそれらを連れて行ってあげたい。
仕事は社会貢献だから、ひとに何かをわたすことで自分がうけとることができるようになるものだから、
わたしはどこでどんなわたしを、社会に捧げられるか考えないといけない。
いちばんいいところを、考えてから探したい。
これはこまった。しばらく答えはでない。とりあえず決まったバイトで当面はフリーターだけれど。
なにせ、そういうわけで、就職活動をしているひとも、就職しているひとも、わたしは本当にすごいと思う。尊敬する。
どこでもいいからとりあえず、の就職ではわたしはいきていけない。
中途半端な決断で選んだ道を貫けるほど、わたしは強くない。そしてそんな強さはいらない。
最優先は、愛している人たちだ。外野の心ない言葉は、今は受け流そうとだけ、決めた。
しかし現実的にもう若くもないので、のんびりもしていられない。
さじ加減。加速度の調節。体を動かしながら考えよう。


○まとめ
まとめられるか!!!!
実はまだまだ考えなくちゃいけないこともやらなくちゃいけないこともいっぱいで、そんな中でまた悪魔さんもいらしていて、結

構いっぱいいっぱいです。
けれど変わると決めたし、踏み出したのです。
結構大きな一歩です。
一つ一つのテーマについてはまたゆっくり、気が向いたら書きます。
ここはわたしにとってかけがえのない居場所の一つだから、好きにやる。大切にする。

なんとか、この美しい世界で、のみこまれずに生きていきたい。
終着点は見えないけれど、今はいらないな。
明日からもまたがんばろう。
ぐっばい。


「咲き枯れ芽吹くどんな”いま”も刻んでくよ」
Blind star/fra-foa
posted by はるな at 17:57| Comment(0) | 日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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