2014年09月22日

直角なぼくら2

直角の関係は、つまり、
進む方向がまったく違うということだ。
僕らが交わることはないということだ。

ただかなえさんを喜ばせたかった僕は、
僕が喜びたかっただけなのだ。

かなえさんはまた、怯えをさとられぬよう、巧妙に隠しながら話すようになった。
こわくないよ、その道をすすめばいいんだよ、だいじょうぶだよ、と、かなえさんに伝わることをねがう。
伝えられるのが、僕であれば、すてきだ。
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2014年09月07日

すなお

彼女があんまり無邪気に笑うから
秋が一気にやってきた。
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2014年08月04日

夢めも

父が大学そばにマンションを買った。
最上階で、ベランダの排水溝に大きな地獄穴があって、あやうく妹が落ちるところだった。
家の中は、バロックな家具がたくさんあっておしゃれだったけれど、荒んでいて、ものがあるのに、がらんどうだった。
それでも家族がみんな揃っていて、幸せだった。

花火大会があった。マンションを出たら、そこは勤務先のビルのようだった。
崖っぷちから、ビルに反射する花火をうっとりと眺めた。
人が増えてきたから、部屋に戻ろうと階段を上がっていたら、ふくろうに出くわした。
犬が部屋を買ったから、と、遊びにきていたという。
ふくろうはわたしを人混みから守るように進んだ。わたしたちはそれが当たり前のように、ふたりで人混みから隠れて、ふたりきりでいることにしたのだった。

前後逆転して、わたしはふくろうを父が買った部屋に招いた、とおもう。
いいところがある、と、言わずに伝えた。伝わったから、ふくろうは当たり前のようにわたしと階段をのぼった。
ベランダの穴はふさがっていた。


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2013年09月27日

eamiagnad.

さむいさむいよ
自己犠牲も虚飾性もなりをひそめて
ただ小さくなっているよ
ちっぽけないきものが
見つけてほしそうに指くわえて
なにも見えてないのに

感じることと考えることをやめるな
いつも心に問いかけろ
じぶんを大事にせずに
だれかを大事にするのは
ただのさみしさの押し付けだ

なにも見えてないのに
これじゃお腹ふくらまないなんて
ちっぽけないきものが
小さく小さくなっていくよ
去勢も懐柔の手も切り落として

さむいさむいよ
飛べるなんて思わずに
落ち行くゆうきも持てずにいる
頭の中が疑問符だけだ
さむいさむいよ
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2013年04月07日

今朝の夢

ぬるりと入ってくる魚
上半身はキッチン
下半身は廊下
またこのパターンだと思いながらよろこぶわたし
キッチンからうつろな目がこちらを見ている
ほくろで見抜かれた嘘
すり替わった彼が報告すると告げ

雨の中をふたりで歩いていた
許されながら本音をこぼして
腹のそこでまだ謝っている
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2013年02月17日

したうち

捨てて忘れられるものなら
とっくに捨てていたさ
無駄だとわかっているから、持っているんだ

忘れられようはずもない
今だって、色とりどりの亡霊に囲まれているんだ

どうでもいいからゆるした なんて
きみたちはきっと 目を釣り上げて泣くだろう

はやくあやまって
もっとあやまって
許しを乞うためでなく
生まれたことに涙できるように
うごいているところがみたい
こえをききたい

つかまえてほしかったんじゃなく
受け入れてほしかったんだ
脱ぎ去ったわたしを
でんげんの切れたこの塊を

いつまで?いったいいつまで?
わたしはどこにいったら笑えるのだろう
だれもしあわせにできない

考えなければいけない
走るときに必要なもの
疲れたとき安らげる場所
さいごはひとりだって
何よりこの心がわかっているさ
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2013年02月06日

leather

嵐が止んで
痩せ細った曇天の下
のっぺらぼうが、渇いた風に咳をひとつ

細やかで深い傷も
染み込んだよごれも
すべてうけいれてその人は笑う
馴染むように、はやく馴染むようにと
ていねいに手入れをして

最近やっと夢を見なくなった
それでもあの慟哭が時々 胸をさく

誰の笑顔がみたかったのかな
今わらえているかな
馴染んでゆくにおいに
ゆがむものは、なに?

ころがるように
吹きすさぶように
曇天の下
つめたい虎が
丸くうつろな目で 虚空を見ている

目指す場所が永遠に閉ざされたこと
花束がすべて枯れたこと
おのれの残酷さを 浅ましさを 醜さを
すべて目をそらして
それでもいきていたいと

のっぺらぼうはのっぺらぼうのまま
カウントダウンをきいている
おろかな肩をかばいながら

今年の桜は見れるかな
手入れされた切れ端が
のぞむようないれものになるように
つぎはぎを求めている
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2010年05月21日

たまにはね。

はりついてくる という程ではないけれど、1cmくらいの微妙な距離をずっと保ちながら絶対に離れない場所で蠢いている。
その余熱みたいなものが襲ってくるのだ。
今日はそういう暑さだ。

あまり暑いからビールを飲もうと思った。
お酒、とりわけビールは得意じゃないけれど、得意じゃないから滅多に飲まないし、を言い訳に少し高級なものを買った。
コンビニで、一緒にチョコレートとセブンスターも買った。
650円弱。
高級だって、笑っちゃうね?

じゃこと葱をカリカリに焼いて、おにぎりにはりつけて焼いた。
それと牛スジの煮込みをレンジで再加熱。おにぎりは熱くて握れたものじゃないからいびつだった。たらした醤油が香ばしいから許す。
完璧な肴。グラスも冷凍庫で白くなっている。
完璧。
かんぺき、カンペキ。無駄に呟いて一人頬を緩めてみた。
普段しないことをするのが愉しいからだ。


ビールなら、案の定半分でもういいやってなった。
鏡を見たら、カエルとボロボロの捨て犬をないまぜにして真っ赤に塗りつぶした みたいな生き物が、だらしない顔をしていた。
罵倒や泣き声が聴こえてアバラの下が痛くなった。
消えちゃえばいいのにねって笑ったらその生き物はちょっと泣きそうな顔をした。
だからこっちまでなんとなく腹の底が澱んで泣きたくなった。


ビールを忘れようと思った。
だからチョコレートを押し込むように食べてコーヒーを胃に流した。
気分が悪いから横になって――アルコールはやっぱりあんまり好きじゃない――あぁこの気温に憶えがあるな、と思った瞬間によぎった。
体温とか、笑顔とか、声とか、泣きながら怒鳴る姿とか、見下ろした顔とか、見上げた顎とか、瞳とか、  とか。
大体の輪郭は一つで、でもそれは複数人だったと思う。
きみは誰だっけ、と訊くより早くその人(たち)は全部消えた。

チョコレートやコーヒーはビールを消さなかった。
代替で忘れられるものなんて殆どないのだなぁと啓蒙ぶった。
輝かしい昔のアレコレは、今を生きる原動力になんてならない。
ねぇきみ、嘘を吐いてごめんね?
原動力にもならない苦しみの種なら捨て置けばいいのにね?
――わかったような自問自答だな、
それでも忘れられないから持って行くのにね?


ばかだなぁ。ばか。


結局気分の悪さは一向に良くならなかった。
こみ上げてきた何もかもを水に流して、背筋を伸ばしてみる。1cmが急激に息をひそめた。正確に言えば攻撃の腕をとめた。
穏やかな余熱。
あぁそうだ、と、思う。
手紙を、書こうと思っていたんだった。


きこえるかなぁ。とどくかなぁ。つたわるかなぁ。
世界は今日も平和だよ。

とても幸福な夜だよ。
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2010年04月16日

みにくいあひるのこ

みにくいあひるのこは
あひるがみにくいんじゃなくて
こがみにくいんだよ。

白鳥のこどもはみにくいあひるのこで
それは本当にあひるのみにくいこで
だからあひるはぽろぽろないて
「おとうさんおかあさん、みんなみんな
みにくいこでごめんなさい
じぶんをみにくいって思ってごめんなさい」
って言った。

左側の犬が言った
「きみはたぬきじゃないか」

わきの下で猫が言った
「罪は償っても消えないんだよ」

まばゆいものを抱えたうさぎと
あたたかいものをかかえたうさぎが
まあるい目を輝かせて言った
「そんなの見たくないよ」

あひるのこはたぬきで
みにくいたぬきのこで
でも実はきつねでもあったから

いつもなにかのせいにして
いつもだれかのせいにして
ずっとずっと走っていたら
いつかの罪が過ちではない罪が
ゆるされたらなくなると思い込んでいた

透明に波打つ視界で神様の声がした
「なきたかったのはきみのためではなくて
きみがまた白いやみと出会うため必要があったからで
なくのはそのせいだけれど、
つまるところきみの弱さや甘えでしかないのだよ」

きれいになりたいとつぶやいたら
心が言った
「きみはがらすじゃないんだよ」
posted by はるな at 02:38| Comment(0) | 文章 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月08日

ぷーにゃん

わたしを誰かが呼んでいるんです。
こっちへおいで、きみのペースでって。
今はまだその人の姿は見えないし、声もおぼろげで、
だから誰かはわかりません。
もしかしたら出会っている誰かの何年後かかもしれないし、
まだ出会っていない誰かなのかもしれません。

泣いていて、耳をふさいでいて、気づかなかった。
その手を彼は優しく去り際にどけていってくれました。
彼はわたしの穴を埋めて、わたしを広げてくれました。
だから失った今、前より穴も大きくて、
だけどだからこそ、可能性も大きいんです。

彼はすごく遠くへ行ってしまったけれど、
わたしはきっと彼のそこまでを照らせていたんだと思います。
思ったよりも遠いのが、辛くもあり誇らしくもあります。
何よりそこまで彼がひとりで歩いていったことを
とても素敵に思います。

そしてわたしも、彼が照らしてくれた場所から新しい場所へ
歩き始めています。
暗いって思ったのは明順応で、
寒いって思ったのは温かかった前の場所から、
裸で飛び出したから。

わたしは抜け道も見つけてしまったけれど、
彼は今は前だけしか見れないし見ないんです。
振り切っているんです。
だからわたしも、抜け道が正面にくるまでは通らないし、
抜け道が正面にくることはきっとないでしょう。
それで良いんです。

裸で飛び出したわたしをくるんでくれる全てに感謝します。
こんなところまで道を照らしていてくれた、
踏み出させてくれた彼に感謝します。
お互いに遠くから、お互いの姿を見守っていられたら良いなぁ。
少しずつ離れていくけれど。

完全に彼が見えなくなるのは、
わたしがその人の腕に抱かれたときなんだと思います。
だからわたしは、
今くるんでくれている、見守ってくれている全てのためにも
いきなって言ってくれた彼にも
ここだって呼んでくれているその人にも
ちゃんと向き合えるように、胸を張れるように
生きていきたい。
せっかくの素敵な空虚を、簡単な誘惑や甘えで埋めたくはない。
それはきっと、すぐに消えて穴を増やすから。

うん、わたしは大丈夫。
お互いがお互いの中で少しずつ死んでいくのは哀しいけれど、
お互いがその人と一緒に、お互いに引導を渡してあげられるまでは
わたしはこの穴の痛みをゆっくりとやわらげるだけで良い。

ありがとう。本当にありがとう。
彼が言ってくれた、27歳では死なせないから、は、本当になるんです。
わたしは生きていたい。
もっともっとって、言える自分を赦したい。

ありがとう。ありがとう。
傷はまた痛むだろうけれど、
笑えるんだよ。
ありがとう。ありがとう。
やっぱり、ばいばい、です。

posted by はるな at 17:55| Comment(0) | 文章 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

たかが満ち足りた世界で

胸がいっぱいになって。


だけどそれで良いはず。
今のあなたはきっと前しか見えなくて、光に目が眩んでいるから
暗闇だって感じるだけで。
ぬるま湯に浸かっていたから、そこを裸で出てしまったから、
寒く感じるだけ。
本当はそこは温かくて光に溢れた場所だから
だいじょうぶだよ。
あなたをくるんでくれる人はたくさんいるんだよ。


わたしはまだそこには行けないけれど、
祝福されるあなたの花道は涙で見れないけれど、
きっとこんな夜をあなたも越えたんだね??
それでいて歩きだしたあなたは本当に素敵だと思う。


わたしはおいてけぼりをくらったみたいで寂しくて
あなたには見えない道も見えているから辛くて
しなきゃいけないことだからできるわけじゃない、だから苦しくて
もう少し時間がかかりそうだよ。
わたしには、あなたみたいに、
他の何かを捨てても選ぶべきものなんてないから。
あなた以外にはなかったから。


だけどあなたが最後に示してくれた小さな扉を
その先の可能性を
わたしは生かしてあげたい。
そこで生きることであなたにできなかったことをしたい。
だからドアに手はかけているんだよ。
もしかしたら少しずつ踏み出しているのかもしれないし。


わたしはきっと、わたしを選ばないといけないんでしょう??
あなたがあなたを選んだように。


心配なんてしないで。
そこをあなたは断ち切ったのだから、
前しか見られないから、前しか見えちゃいけないから
今の自分を褒めて信じて
進んでくれたら良いんだよ。

揺れてもぶれないでしょう。
本質的には、わたしだってそうなんだよ。
だから、時間がたてば大丈夫なんだよ。
わたしはとても優柔不断だから、揺れたときの振り幅が大きいだけ。

行くべき道はわかっているんだよ。
そこがどんな場所かも。

一歩一歩にすごく時間がかかっているだけ。
それだけあなたが大きかったんだよ。
ありがとう。幸せすぎたよ。
幸せだよ。

だけど大丈夫。
わたしはそんなあなたが一瞬でも選んでくれた人だから
わたしはわたしを大切にしたいから
わたしを大切にしてくれるひとを大切にしたいから
がんばるよ。


ありがとう。ありがとう。ありがとう。
posted by はるな at 14:34| Comment(0) | 文章 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月27日

心理テスト

はい。

あなたの腕はいっぱいです。
それはどれもこれも今まで育て上げてきた大切な大切なものです。
それを失うと今までのようにはきっと生きていけません。
勿論死にはしませんけれど。

そんなあなたの目の前にいま、抱いていてあげないと死んじゃいそうなわんこがいます。
あくまでそう見えるだけです。あなたがいなくてもわんこはきっと生きていけます。
きっと他の誰かが抱き上げてくれるんですよ。

今目の前でわんこは震えながらあなたの瞳をまっすぐ見つめています。
抱え込んだ大切な大切な今あるものたちを振り切ってでも抱きあげたい衝動に駆られたあなた。
どうしますか??
想像力をめいっぱい使って、できるだけ具体的に思い浮かべたうえでこたえてください。



閑話休題。というかただの最近のヘヴィロテの押し付け。


Lost child,/安藤裕子



白い世界/柴田淳



はい。


あなたは素直で優しい人ですね。
その決断は間違っていませんよ。胸を張ってこれからも生きてください。



にゃーーーーーーーーーー。
愛することで赦されたいときってありますよね、というお噺。
posted by はるな at 18:20| Comment(0) | 文章 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月20日

たなかしゃん

GRAPEVINEの田中さんが好きです。
わたしの日本で好きなミュージシャン総合ランキングベスト3に入ります。
あの色気といい声といいくたびれ感といい歌詞の世界観といい、GRAPEVINEそんなに詳しくないんですけど、好きなんです。
シャツやし。白シャツやし。

で、秀人がGRAPEVINEの新譜(シングル、アルバム)を買ってきはったので、シングルの特典DVD一緒に観ちょったんですよ。
あれ?
あれれ??

左 手 の
薬 指 に
指 輪 が
あ る よ ? ?

鑑賞後すぐにググるわたし。


はいどーーん。
でましたYahoo!知恵袋

Q「GRAPEVINEの田中さんがめっちゃ好きなんですが、結婚してらっしゃるのでしょうか?」
A「結 婚 し て ま す よ !
子 供 も い ま す 。」

はいどーーーん。
ずーーーーーーん。
既婚。しかも子持ち。


わたしの好きな男のひとは、みんな他の誰かに夢中です。かなしいです。
田中さんなら不倫でもいい。むしろお妾にしてほしい。
でも田中さんより松ケンが好きです。

浮気性でごめんちゃい☆


なにこの日記。笑
はいはいスイーツ(笑)乙!!

今日はやけ酒飲もうかしら。



ニューアルバムの「小宇宙」やばい。
たなかしゃん………。
posted by はるな at 19:31| Comment(0) | 文章 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月15日

考えごと

さいきん、すべては繋がっている、ということをよく考えます。やから色んなことを色んなことに結び付けたくなって、ちょっと口うるさいなあ、と反省。
自分の考えを理解はしてほしいので、できるだけ相手の言葉で置き換えやすいように話そうとすると長くなります。聞かれてないことまで言ってしまいます。
けれど全部が繋がっているからそれは仕方ないのかもなあ、なんて思いながら、あー彼氏ほしいなあとか考えたりします。

こういうことを身近な親愛なる誰かとシェアしないとストレスがたまるようです。

けれども、これまた最近になってやっと気付いたことなのですが、どうもおもしろくない空気の読み方をしてしまう性質のようで、相手が自分に要求する自分像を勝手に読みとって作り上げ、そこに近付こうとして無理をしてガタがくるようです。
繕って繕って、それがしんどくなって離れるけれど、胸が痛んだりするのです。
嘘を吐いてごめんなさい。あなたに合わせられなくてごめんなさい。勝手に離れてごめんなさい。
なんて独善的。なんて自分勝手。
けれどそういう自分は哀しいとは思うけれど嫌いではないです。
もう少し、上手に人と距離を取れるようになりたいなー。そうすれば美点になりうるのに。

あ、話逸れた。
そうそうそれでね、そういうわけですから、誰かとシェアしたいけれども自分というものをさらけ出すのに大変な労力と時間を要するのです。
そもそもさらけ出す自分といえるほどのアイデンティティがないからそういうことになるわけで、ということはつまり、わたしはアイデンティティをもう少し確立したうえでもって自分として相手と向き合う努力をしなければ、と。
わたしが繕ったわたしを有無を言わさずはがしてしまう人は、わたしがそれでも繕った自分を手放せず、縮こまって腕を震わせているのを見て何を思うんやろう。

あ、というか最初からえらい離れたところにきちゃった。アイデンティティもわたしにとっては重大テーマなので、また語ってしまいそう。
ただ飛躍する話というのは、たぶんきっとずっと付き詰めていったらまた最初に戻ったりも、よく、します。
物事は相反し相対しけれど確かに繋がっているのです。
そこに気付いて、次はじゃあそれを現実にどう生かすか、に少しずつでも意識を向けていきたい。

とかなんとか考えながら、要はちょっとさみしいのです。
現実での人との個人的コミュニケーションがさいきんあまりないものやから、ブログに書いてしまった。


考え事を書くと人のリアクションが怖くてびくびくしてしまいます。
けれども書かずにはいられなかった。なんでやろう。


色々なことがわからない。全部をわかりたいなんて全く思わないけれど。

ひさしぶりに暖かい紅茶を飲もう。
posted by はるな at 23:15| Comment(2) | 文章 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月08日

いぬ

ふわりと

スカートの襞から光がもれた。

彼女の足許には天と山と平野とが広がる

白い粉、鎖に繋がれた愛


置き去りのわたしは

彼女のようには咲かないけれど、

きみが忘れてしまうまで

3本の針に閉ざされた冷たく明るい場所で

できるだけ笑っていられるよう

歩いていく。


ふときみが振り返って

笑ってくれるならば

もう、それだけでいい

それだけでいい、それがいい




ありがとう、
さようなら。
posted by はるな at 14:40| Comment(0) | 文章 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月22日

発熱

星になれなかった

ハヤブサは笑われて

ふがいない

桃色の象 海に落ちた

鮫、溺れて

今はただ

発熱する貝になる。


ああ、どうか


無謀に摂り過ぎた糧が

限界を超えて溢れても

いつか閉ざされた奥で

淡く輝く円になるよう。
posted by はるな at 00:00| Comment(0) | 文章 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月20日

ペンギン

わたしは今

哀しいほどの自由をもって

秘密の場所に行く

足取りは

たどたどしくなどなく

ペシミズムに溺れるのも

あき た



ねえきみには

咲いた薔薇が見える?
posted by はるな at 12:46| Comment(0) | 文章 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月15日

そこが海につながればいいと思う

こんな夜は歌うよあの歌を



 きみの泉は、たぶんわたしの泉とは

 根本的な色が違ったのね。




きみの君に対する想いはよくわかったし

わたしはきっともう満腹すぎるほどなんだろう



 それは枯れたわけではないのだろうけど

 もう求める水の味はないのよ。



暗闇、紫煙、ラップ音、写真、美少年。

夜はいつも甘ったるくて重厚。




 それをきみが愛しているのは

 紛れもなく愛だからだ。



妄想、覗き見、本能、聞き分けのいい犬、ミモザ。

声を殺して泣いた薄っぺらい夜明け

軽やかに。




 今はもういいよ。つかれた。おやすみ。





幸せに胸焼けしそうだ。
posted by はるな at 23:22| Comment(0) | 文章 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

決めたんだ。

嘘つきの鈴に笑うのはやめる

走り寄るのも

差し出すのも

真っ青な愛も

全てを安易にすることを



(そこにはわたしはもういない。)



求めるものが違うから気持ち悪いんだ

決めたんだ。

期待しないというボジティヴシンキング

自分に不可侵の領域を持つ



毛布にくるまって

泣いてる女の子を

優しく潰して


「どこからも逃げないけど

ここにとどまるつもりもない。

わたしはわたしをやめない。」


笑って、煙草の墓標の前で、少し泣いた、

過去。


(わたしの中には誰もいない。)


根を張っていくのがわかる

(大丈夫、大丈夫)


わたしは空を踊り狂う一本の糸になって

そしてにやりと笑うのだ。
posted by はるな at 02:07| Comment(0) | 文章 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月08日

掴みにいけばいいだけの

「揺らぎの予感に揺らいでるようじゃまだまだだよ」


伸びない腕を嘗めるのは

子でも
犬でも
猫でもなく
魚でもなく、
その先で待つ白



「森には空洞があった。」


抜けたのではなく
それも過程のひとつと
顔のない女が笑う



哀しくなんかない。

ここにいる

小さく丸まった象を

抱き上げる腕はわたしだ。
posted by はるな at 01:35| Comment(0) | 文章 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする